ニュースレターを始める理由

ヨガ講師/ライターとして活動する私がなぜニュースレターを始めるのかについてお話ししたいと思います。
磯沙緒里 2023.06.01
誰でも

わたしのことを少しお話しします

はじめましての方も、おなじみの方も、こんばんは。磯沙緒里です。第一回のニュースレターということで、まずは簡単に自己紹介をさせてください。

ヨガ講師として様々な場面でレッスンを行い、ライターとしてインタビューやヘルスケア関連記事を執筆し、イベントプロデュース、企業コンサルなどをしています。プライベートでは2018年より1児の母です。

自分を役立てることができる分野に可能な限り関わろうとしたら肩書きが増え、長年に渡り駆け回るように慌ただしい生活を送ってきました。ただ、その生活が最近少しずつ変わろうとしています。

40歳という転機

40歳になった昨年、これまで走り続けてきた足を止めざるを得ない大きな変化が押し寄せました。

自分の価値観を育ててくれた舞踊家・工藝家だった祖母の死、歌人で理解者であった叔母の死、恩人の死、仕事の転機、怪我に伴うからだの変化など、わたしの周囲で起こったそれらは、そのたびに「わたしはどう生きたいのか」「なにを大切にしたいのか」「どんな状態をしあわせだと感じるのか」「女性として生きることについて」考えさせられるきっかけとなりました。

それまでの私は、仕事も育児も全力疾走を止められなくなっていました。36歳で息子を出産し、その翌月にはヨガイベントに出演したことをはじめとして、寝る間際まで休むことのない、人に話すのも躊躇うような無謀なスケジュールのもと動き続ける日々を続けてきました。

アーユルヴェーダでいうヴァータ体質のわたしは、動き続けようと決めたらそれなりにはできてしまいます。しかもそれが全て自分が望んで心から楽しいと思っていることだったらなおさら。スピードを緩める方法がわからなくなっていたように思います。そして40歳、大きな変化に呑まれるようにして、ようやく後ろを振り返ったのです。

喪失感とともに日常を過ごし考えたこと

この1年間は多くの別れがありましたが、その中でもわたしを大切に扱ってくれた祖母の死はわたしにいつまでも深い喪失感を残しました。喪失感と共に暮らす新たな日常は、自然とわたしの歩みをゆっくりとしたものに変えました。祖母との思い出を取り出すようにして懐かしんでは涙し、日に日に成長する息子の姿に目を細める日々は、生きることの厳しさと甘やかさの象徴のようでした。

誰しもが人生で経験することではありますが、大切な人の死という喪失感を抱えながら生きていくこと、自分が少しずつ確実に老いていくこと、子どもやペットや植物の生命力と向き合うことといった、わたしたちが自然の一部として生きていく上で避けて通ることができないことと直面したとき、わたしが仕事として伝えたいことも少しずつ変わっていきました。

ヨガ講師として長くヨガを伝えてきて、ヨガは私にとって歯磨きのように日常に欠かせないことです。体と心を健やかにするために、ヨガやアーユルヴェーダの知恵は大いに役立ちます。心から良いと思う知恵をみなさんに届けたい想いは変わりません。同時に、「これまで伝えてこなかったことも伝えよう」とも思うのです。

これまでは公の場ではヨガ講師という枠からはみ出ない発言を心がけてきたのですが、昨年は喪失感と共に生きる日常について、雑談の中でお話ししていきました。この会話は度々、「どう生きるか」というテーマに繋がり、様々な意見に触れる場面に恵まれました。わたしにとって会話そのものが興味深かったのはもちろん、相手も会話を楽しんでくださる方が多かったのです。喪失について話すことが癒しに繋がることもあれば、喪失と日常とを両立する方法を知りたい人もいる。これからどう生きていくのか考えを整理できてすっきりする人もいる。それぞれが、私との会話の中で何かを持ち帰ってくれるけれど、こちらが意図したものとは限らないことをおもしろく思いました。そこで思ったのです。「もっといろいろな話をしよう」と。

必要な言葉は雑談に隠れているかもしれない

人との会話や読書を通してこれまで言語化しにくかった言葉に触れるたびに、「そうそれ!わたしもそう思っていたんだ!」と嬉しく思うことがあります。理解者を得る喜びに近いかもしれません。「同じようなことを考えて生きている人がここにもいる」と知ることで、孤独から救われることもあります。人間はどこまでも結局のところはひとりだけど、「話が通じる」と感じる相手がどれだけいるかによって生きやすくなると思っています。話は全て通じなくてもいいし、その相手とは直接会えなくてもいいとも思うのです。だから、ここではわたしの体験や想いを自由に書いていこうと思っています。

このニュースレターは“読むセルフケア通信”です。私が伝える「セルフケア」といえば、これまではヨガやアーユルヴェーダの知恵を元にしたケア方法でした。このニュースレターでは、さらに雑談を加えることにしました。あなたに必要なセルフケアがどれに当たるのかわかりません。その時々で受け取りたいものが変わるものだとも思います。どうぞ気楽に受け取って、移動の合間に流し読みしてみてください。もしかしたら、時々はあなたに必要なことが書かれているかもしれません。そんな時は、ぜひメッセージを寄せてみてくださいね。

***

梅雨の過ごし方について

さて、初回は梅雨の過ごし方についてお話しします。

梅雨は体調管理が難しい時期です。アーユルヴェーダでは、消化力・体力が低下しやすい時期と捉えます。そのため、以下のような症状を引き起こす可能性があります。

・胃腸の不調(胃酸過多、逆流性胃腸炎、下痢、消化不良など)

・肌の不調(肌荒れや吹き出物、痒みなど)

・感染症にかかりやすくなる

これらは一例ですが、これらの症状が出ると日常生活がなかなかにしんどいものです。わたしは梅雨時期は蕁麻疹が出やすくなるので、肌の痒みに気づくと生活を整えます。

梅雨の不調の対処法としては、消化力を低下させない食生活を心がけることをおすすめします。食事を摂る際に、以下のことを意識してみてください。

避けた方がいい食事

・揚げ物

・辛い料理

・生の食材

摂ると良い食事

・酸味や塩味のある食べ物

・粥(スパイスや薬膳調味料を用いる)

・糖分はハチミツで摂る

・肉料理にはスパイスを用いる

・アルコールは少量だけ

今回は、ここまでにしましょう。少しずつお伝えしていきますね。次回は不調改善のためのレシピをお伝えします。

***

ヨガの時間をご一緒したいひとには

とはいえ、磯沙緒里=ヨガ講師としてお付き合いくださっている方が大半かと思いますので、ニュースレターの最後には今後のスケジュールを載せます。オンラインレッスン情報や、お会いできる情報など掲載しておきますので、必要な時にお役立てください。

オンラインレッスン

2023年6月のISO YOGA オンラインスタジオスケジュール

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スタジオレッスン

毎週土曜日9:15〜10:15

PARKERS TOKYO @新宿中央公園内ヨガスタジオ

※無料体験あります

イベントレッスン

2023年6月29日(木)19:30〜20:30

「STADIUM NIGHT YOGA 2023」@等々力球場 

※参加費無料ですが事前の入場登録が必要です

最後まで読んでくださってありがとうございます。それではまた次回の配信をお待ちください。みなさまの6月が健やかな日々となりますように。

2023年6月1日 磯 沙緒里

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